母と行く欧州 2019秋 リヨン&ウィーン①

旅行記
ウィーン美術史美術館のカフェ
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 2019年10月5日から14日まで、フランスのリヨンとオーストリアのウィーンに行ってきました。普段、一人旅ばかりしていますが今回は母親と一緒の旅となりました。ここ数年、僕がたびたび欧州に行っていることから話の流れで一緒に行くことになったのですが、母は英語もまったくわかりませんし、旅慣れもしていません。そこで、僕から出した条件は「僕が最低一度、できれば数日間滞在したことのある都市」というものでした。自分の歩いた街であれば、僅かながらも土地勘はありますし、現地の雰囲気もある程度想像できます。現地での行程を考えるうえでも、未知の土地は何かと難しい点があります。一人旅ならばその難しさをむしろ楽しむこともできますが、今回はある程度年をとった人間が一緒ということで、この条件を付けました。

 その結果、母が希望した都市がウィーンでした。音楽の本場でコンサートやオペラを楽しんでみたい、と。僕にとってもウィーンはいつか再訪したいと考えていた街だったので了承し、さらにせっかくなので、フランス・リヨンにも立ち寄って美味しい食事をしよう、ということになりました。

 その旅の様子を紹介していきますが、まずは概略からです。

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旅の概略

10月5日 出発 アエロフロートのビジネスクラスでリヨンへ

 成田空港からアエロフロートでモスクワを経由して最初の目的地、リヨンに向かいます。東京駅からTheアクセス成田で空港に向かいチェックイン、今回はビジネスクラス利用ですからデルタスカイクラブで時間をつぶしたのち、アエロフロートのB777でモスクワを目指します。

 いろいろな噂があるアエロフロートですが、機内サービスは良好。モスクワでのトランジットも難なく済み、予定通りリヨンに到着して1日目は終了です。

10月6日 リヨン散策

 約2年ぶりのリヨンです。市場で朝食を食べて、リヨン美術館へ。その後、旧市街を中心に散策します。途中、雨に降られたりもしましたがおおよその名所は回れました。夜はリヨン名物のクネルなどを食して終了。時差調整のために軽めの旅程にしたつもりでしたが、終わってみると一番歩いたのはこの日でした。

10月7日 ポール・ボキューズ

 50年以上にわたりミシュラン三ツ星を維持する世界唯一のレストラン、ポール・ボキューズ。こちらも2年ぶりの再訪となります。2018年1月にオーナーシェフのポール・ボキューズ氏が亡くなり、二つ星への陥落も囁かされているようですが、サービス、質ともにやはり非常に高い水準で大満足のランチとなりました。その後、オーストリア航空のフライトで音楽の都に向かいます。

10月8日 ウィーン1日目 中央墓地・美術史美術館等

 この日はまず、楽聖ベートーヴェンなどが眠る中央墓地へ。その後、世界有数の規模を誇る美術館である美術史美術館へ行き、ハプスブルク家が集めた世界中の美術品を堪能しました。この美術館は、欧州の他の有名美術館もそうであるように、建物それ自体も素晴らしいものです。そのほかにも、世界一美しいと言われる図書館や、カフェ文化で知られるウィーンの中でも指折りの有名店にも行きました。

10月9日 ウィーン2日目 シェーンブルン宮殿、アルベルティーな美術館等

 朝一で出かけたのはハプスブルク家の夏の離宮、シェーンブルン宮殿。続いてハイリゲンシュタットに向かい、かつてベートーヴェンが住んでいた家を訪れました。約3年前に訪問した時とは違い、改装して立派な博物館になっていたことには少々驚きました。さらには、ザッハトルテ発祥のホテルザッハーのカフェでオリジナルザッハトルテを食べるなどしましたが、この日のハイライトは国立歌劇場に隣接するアルベルティーナ美術館でした。同館の収蔵品の中でもっとも有名な作品はアルブレヒト・デューラーの「野うさぎ」でしょう。しかし、500年前の水彩画ということもあり、通常は複製が展示されています。今回、運よく大規模なデューラー展を開催しており、本物の「野うさぎ」をこの目で見ることができました。

10月10日 ウィーン3日目 ホーフブルグ、国立歌劇場等

 ウィーン最大の市場、ナッシュマルクトで朝食を食べた後、市内のホーフブルク(王城)の銀器コレクション、シシィ博物館、皇帝の部屋を見学。その後はデメルでザッハトルテを食べました。この日は国立歌劇場に隣接する名門、ホテル・ブリストルに宿泊。夜にはその国立歌劇場でクリスティアン・ティーレマンが指揮するR.シュトラウスの「影のない女」を鑑賞。このプログラム、今年5月に同劇場150周年を記念して公演されたものの再演です。また、奇しくもこの10月9日は、作曲者自身の指揮によって同劇場で初演されてからちょうど100年という記念的な日でもありました。

10月11日 ウィーン4日目 ベルベデーレ宮殿、フォルクスオーパー等

 ブリストルで朝食を食べたのち、世界最大のクリムトコレクションを誇るベルベデーレ宮殿に。実は2019年は日本とオーストリアの国交樹立150周年の記念イベントが多数催されており、ウィーン市内の有名美術館の作品が多数来日しています。ベルベデーレのクリムト作品も例に漏れず、いくつかが日本に行っているため、そのすべてを見ることはできませんでしたが「接吻」をはじめとして多くのクリムト作品をこの目で楽しむことができました。夜にはフォルクスオーパーでJ.シュトラウスⅡのオペレッタ「こうもり」を観劇。なお、この日から最終日まではホテル・インペリアルに宿泊しました。

10月12日 ウィーン5日目 セセッション、楽友協会等

 翌13日は朝食を食べた後、正午にウィーンを発ちモスクワに向かうため実質最終日です。市内の名所はあらかた巡ったので、気になるとこを回りながらお土産を買っていきます。その前に、母がもう一度オリジナルザッハトルテを食べたいというので、早朝のカフェザッハーに。また土曜日ということで、ナッシュマルクトに蚤の市が立っていたので、そこを見て回ったりもしました。また、セセッションでクリムトのベートーヴェンフリースを鑑賞。夜には楽友協会の大ホール(黄金のホール)で佐渡裕指揮、トーンキュンストラー管弦楽団の定期演奏会を楽しみました。

10月13日 ウィーン6日目 帰路、アエロフロートビジネスクラス

 いろいろあったたびも最終日。ホテルインペリアルの朝食を食べた後、空港に向かいます。帰路も当然アエロフロート、そしてビジネスクラスです。モスクワという欧州各都市へのアクセスの良さ、そしてサービスの良さを考えても非常にコストパフォーマンスの高いキャリアだと思いました。少なくともビジネスクラス利用においては。予定通り成田に到着し、無事解散と相成りました。

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 こんな感じの旅でした。普段の一人旅とは勝手が違い、時には感情的になったりもしましたが、まあ終わってしまえば楽しい旅でした。思い出は常に美しいものです。それぞれの詳細については順次更新していきますので、お付き合いいただけたら幸いです。

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