《搭乗記》HND→CDG エールフランス航空ビジネスクラス(ラウンジ)

搭乗記

搭乗時期:2016年12月

 少し前のフライトです。羽田発の深夜便、高めの料金設定でも満席となるエールフランスのドル箱路線です。このAF293便はスケジュールは
 夏期(3月末~10月末)
 羽田22:30分頃発 パリ4時40分頃着(翌日)
 冬期(10月末~3月末)
 羽田0:00分頃発 パリ5時頃着
となっています。年によって30分程度前後しますが、おおむねこのようになっています。冬期は夏期から1時間半~2時間程度出発が遅くなります。会社から直接羽田に向かう場合、冬のスケジュールならば突発的な仕事が入っても余裕を持つことができます。

 東京を深夜に出てヨーロッパに早朝に到着するフライトは、羽田再国際化後しばらくの間、JALがパリ便で展開していました。19年2月現在ではANAのフランクフルト便やJALのロンドン便がそれに当たります。AFの深夜便は羽田と成田が内際分離されていたころは、成田を22時頃出発していました。さすがにそれだとパリ就く時間が速すぎるので、上空で時間つぶしをしていたとか。いずれにしても、それなりに実績のあるフライトです。

CDGでがロスバゲが多いので…

  このフライトは年末ですから、出発時間は0時35分。22時ごろに羽田に到着しましたが、さすがに人が多いです。深夜はアジア方面のフライトが重なっていることに加え、年末年始を海外で過ごそうという人たちも集まっており、なかなか活気があります。

 エールフランスとカタール航空、仲良く一番端のカウンターに追いやられています。当然、出発フロアの中央にはANAとJALの日本の顔が並んでいます。自国の空港ですが、その2社以外の利用だと何となく肩身が狭く感じてしまうのは気のせいでしょうか。おそらく気のせいですね。

 ただ、このLカウンターは悪い立地という訳でもありません。セキュリティチェックへの動線は短く、ラウンジへのアクセスも若干ですが短くなります。モノレールや京急からチェックインカウンターまでの移動距離が長くなりますが、トータルでは無駄が発生していません。むしろ、JAL ABCを利用して空港に荷物を送っているする場合、中央カウンターのJALのほうが無駄な移動が増えてしまいます。羽田は成田と比べて国際線ターミナルが小さいので、文句を言う程でもありませんが。

 チェックインカウンターですんなりチェックイン完了かと思いきや、預ける荷物にネームタグを付けて欲しいと言われました。これまで何度か東京発のAF便には乗ってきましたが、そう指示されたのは初めてです。大した手間でもないので、渡された紙製のタグに名前を書いてスーツケーツに取り付けます。

 係員に規則でも変わったのかと聞いてみたところ、CDGでロストバゲージが多いのでその対策とのことでした。それこそ、CDGでロストバゲージが多いなんていうのは今に始まったことではないと思うのですが…

サクララウンジ・スカイビュー

 セキュリティチェックとパスポートコントロールを抜けて制限エリアに出ます。百貨店のグランドフロアのような化粧品と香水が入り混じった空港の匂いです。この匂いを嗅ぐと、海外に行くんだと実感します。どこの空港でも似たような香りですが、空港によってちょっと違うのも個性と言えるでしょう。

残念ながらそういった化粧品や香水とは無縁なので、漂う香りだけ楽しみつつラウンジに向かいます。羽田におけるエールフランスの指定ラウンジはJALラウンジです。JALと長きにわたって提携関係を築いてきたエールフランス。日欧フライトのコードシェアは解消していますが、グランドハンドリングはJALに委託しているようですし、ラウンジもJALのものを使います。CDGでも同様の扱いがされており、ワンワールド陣営にもかかわらず、JALはAFはじめスカイチーム各社が利用するターミナル2Eが割り当てられています。ラウンジももちろんAFのものを使用しています。

 ということで、フランスのナショナルフラッグキャリア、しかもアライアンスが異なりますが、この旅は日本の伝統を感じられる(かもしれない)JALサクララウンジから始まりました。搭乗ゲートに近い、サクララウンジ・スカイビューを利用します。

 サクララウンジ・スカイビューは2014年の国際線ターミナル拡張を機に開業しました。デインコンセプトは「モダンジャパニーズ」。わかるようなわからないような概念です。スカイビューという名の通り、大きな窓から空港を見下ろせるスペースもあるのですが、夜間だと何も見えずに、室内照明によって反射した自分の姿を眺めることになってしまっています。スカイビューのスカイビューたる所以を楽しみたいなら、日中に利用することをオススメします。

せっかくの「スカイビュー」ラウンジでも、夜ではお決まりの構図の写真が撮れません

 ただ、基本的には本館ラウンジより空いているので、時間に余裕があったり、搭乗ゲートの位置が優遇されていない提携先のフライトの場合は、たとえ眺望を楽しめない夜間だとしてもスカイビューの方がオススメだったりします。

とりあえずカレー

 提供されている食事や飲み物は本館ラウンジと同じです。各所でやたらもてはやされているJAL特製オリジナルビーフカレーも味わえます。とりあえず、パブロフの犬のように出国したらカレーを食べると行動パターンが固定化されてしまっていますが、冷静に考えると特別なカレーというわけでもありません。現実から離れて、ひと時のバカンスを楽しむという高揚感もあのカレーの高評価に繋がっているように思えます。

カレーには福神漬けよりらっきょう派

 あるいはスープストックと手を組んで提供しているスープもいいかもしれません。他にもメゾンカイザーのパンなども並んでいます。完全自前主義より餅は餅屋の精神で、各所との提携をすすめているJALの姿はラウンジでも確認できます。メゾンカイザーにスープストック、吉野家にモスバーガー。多彩と捉えるか節操がないと捉えるか、あるいは思想がないと切って捨てるかはその人次第でしょう。とりあえず、この後欧州に行くのでメゾンカイザーのパンは遠慮しておきました。

 サクララウンジの面白いところは、定期的に酒類を入れ替えているところです。利用頻度が高ければ高いほど、そういった心配りは嬉しく感じるのではないでしょうか。僕はお酒がそれほど好きではなく、詳しくもないので毎回ラベルが違うなぁ、という程度の感想しか持てないのですが、刺さる人には刺さるサービスだと思います。ちなみにこの時のスパークリングはプロセッコでした。

 仕事が終わって直接羽田に来て、時間も22時半を過ぎているということもあり、それなりに空腹です。思いのほかラウンジでたくさんのカロリーを摂取してしまいました。エールフランスはカタールほど機内食のボリュームはありませんが、それでもちょっと食べ過ぎたかと反省します。

間もなく搭乗

 シャワーを浴びてさっぱりしたら間もなく搭乗時間です。気分的にはこの段階でルームウェア的なものに着替えておきたいのですが、さすがにそれは他のラウンジ利用客や搭乗客の顰蹙を買ってしまいます。

 食事にせよシャワーにせよ、ラウンジで時間をつぶせるというのはありがたいことだと毎回思います。

 さて、AF293便パリ行きの搭乗時刻が迫っています。

つづく

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