《搭乗記》LHR→DOH カタール航空ビジネスクラス(ラウンジ)

搭乗記
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 搭乗時期:2017年9月

 フランスで遊んだ後、ロンドンに立ち寄って日本に帰ります。英国在住の友人にロンドン市内を案内してもらってから、ヒースロー空港に向かいます。

 パディントン駅からヒースローエクスプレスでターミナル2,3へ。そこからさらに乗り換えて、カタール航空が使っているターミナル4に向かいます。ターミナル4は主にスカイチームが利用していますが、一部スカイチーム以外の航空会社も詰め込まれています。ワンワールドに加盟するカタール航空とマレーシア航空もなぜかこのターミナルに。

 カタール航空のカウンターはさほど混んでいませんでした。エコノミークラス用のカウンターには若干乗客が並んでいたもののビジネスクラス用のカウンターはガラガラ。とくに待つことなくサクッとチェックインして荷物を預けます。

 カタール航空のチケットホルダーは必要な情報がすぐに目に入るように工夫されています。大半の乗客がドーハで乗り継ぐでしょうから、複数枚のボーディングパスを持つことになります。ホルダーはあった方が便利です。しかし、情報がすべて隠れてしまうとそれはそれで不便です。このチケットホルダーは中々考えられた良いホスピタリティだと感心します。

 カタール航空は1日6便もLHR-DOHを飛ばしています(2019年1月現在)。中にはA380も含まれており、輸送人数はかなりの数に上ります。この規模までになると、さすがに自社ラウンジを持っていた方が何かと都合がいいのでしょう。LHRのターミナル4にもカタール航空ラウンジが用意されています。

 このラウンジはドーハのアルムルジャンビジネスラウンジ同様、ビジネスクラス(とファーストクラス)搭乗客用のラウンジです。上級資格会員での利用はできません。そういった方は同じターミナルの別のワンワールドラウンジ、マレーシア航空ラウンジに案内されるはずです。逆に、マレーシア航空の搭乗客であっても、ビジネスクラス以上の利用ならば、このラウンジを使えるようになっています。

 マレーシア航空はカタールのライバル、エミレーツの支援を受けて再建中です。同じくエミレーツと提携関係を強化するワンワールドの盟友、カンタスに対して不快感を隠していないカタール航空ですが、マレーシア航空については何か思うところがあるのでしょうか。

 ドーハのアルムルジャンビジネスラウンジ同様、入ると水をたたえるオブジェに出迎えられます。ここは砂漠の地ではありませんが、やはり砂漠の地のエアライン。インテリアに水を使うことで豊かさを見せつけようとしているのでしょう。それが英国で効果的かどうかは定かではありませんが。

さて、このラウンジはファーストクラスとビジネスクラス兼用となっています。カタール航空、というか中東の感覚では両者は明確に区別したいところでしょうが、スペースの問題もあるのか、ここでは同一空間にまとめられます。しかし、そこはカタール航空。基本的にサービスはファースト寄りにしています。日本で同様の事態が起こった場合、下の方に合わせて上については適当にお茶を濁すことも多そうですが、そこは余裕の違いでしょうか。

たとえば、食事はブッフェではなくオーダー式の食堂が用意されています。もちろん、ファーストクラス、ビジネスクラスの区別なく利用可能です。料金を取られることもありません。出てくる料理の質も悪くありません。すくなくとも、サクララウンジのブッフェスタイルのものよりも高品質です。ちなみに、シャンパーニュはLaurent-Perrier CUVÉE ROSÉ BRUTがありました。

金額がすべてではありませんが、JALがファーストクラスラウンジの奥深くにご神体のごとく飾り奉っているローランペリエよりちょっとだけ高めのシャンパーニュです。もちろん、産地フランスの隣国と極東の地では販売価格に大きな開きがあるので、この比較はJALに対して酷ではありますが、それでもあの飾り方は少しどうなんだろうと思ってしまいます。

 さらにこの食堂には、チョコ撮り放題サービスも用意されています。スイスのリンツチョコレートを好きなだけお持ちください、というサービスです。リンツが好きとか嫌いとか、食事をするスペースの真ん中にこんなコーナーを作るセンスはどうなんだとか、いろいろなご意見もあるでしょうが、とりあえず太っ腹ぶりは分かっていただけるかと思います。

 機内のおやつ用に持って行ってもいいのですが、カタール航空のビジネスクラスは機内食がヘビーなことでも知られています。また、ここは上級会員資格で入ってくるエコノミークラス客もいません。仮にそのように広く開かれたラウンジだったら、このサービスは色々な意味で維持できないのではないでしょうか。

 さて、オーダー式の食事を頼むほどではないけれど、少し何かお腹に入れておきたいといった要望にもちゃんと応えてくれます。ブッフェ形式ではありませんが、いくつかの料理が用意されており、お願いすると出してくれます。ドリンクのオーダーも可能です。これらをつまみながら、搭乗時刻をゆっくり待っているお客さんも多いです。

 英国ですから、ということもあり紅茶をオーダーして搭乗開始を待ちます。それほど広いラウンジではありませんが、やはり利用条件が少し厳しいためか混雑している印象はありません。満席のA380のフライトと重なると状況は少し変わるかもしれません。

ただ、基本的にサービスを徹底しいる印象のあるカタール航空ですから、ファーストクラス搭乗客も利用するラウンジが使いにくいという状況にはしないでしょう。うまいこと捌いていると思います。それくらいにはカタール航空を信頼しています。お金の使い方にセンスがあるかどうかは意見が分かれるところでしょうが、使うべきところは使っているという印象です。

さて、QR8便の搭乗時間が近づいてきました。機材はB777-300ER。この年の春に発表された新ビジネスクラス Qsuiteの旅です。 2019年1月現在は成田線にも投入されているようです。 この時点で、おそらくQsuiteはDOH-LHR線のみの投入だったと記憶しています。

つづく

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