ヴェネツィア③ QR807 NRT→DOH 1 ビジネスクラス

搭乗記

前回

カタール航空(QR)807便に搭乗し、中継地のドーハに向かいます。

成田発着のフライトはB777。HNDは最新機材のB787→A350と変化していますが、NRTは人世代前のB777。QRもHND線に注力しているのかとも思えますが、そういうわけでもなさそうです。

というのも、このフライトの翌年である2018年後半には最新ビジネスクラスであるQsuiteを搭載したB777をNRT線に投入しました。QsuiteはFirst in Businessというキャッチコピーで登場した、個室型のビジネスクラスシートです。中央席は隣席と繋げてダブルベットに、あるいは4席繋げて家族団らんの食事を楽しむこともできる最新座席。

Qsuiteについては、すでに動画でご紹介しているので興味がある方はそちらをご覧ください。

とはいえ、この時点では少し古めのビジネスクラス。180度のフルフラットにもなれないライフフラットのシートです。

ただ窓3つ分以上の非常に広いスペースを贅沢に使っています。最近のビジネスクラスが限られたスペースに効率よく座席を敷き詰めているのとは対照的で、これもある意味一世代前のビジネスクラスの醍醐味でもあります。

また、フルフラットにならない点もそこまで気になりません。飛行機は揚力を得るため、水平飛行中もわずかに角度をつけています。したがって、座席をフルフラットにすると若干違和感を覚えるのです。むしろライフラットくらいのほうが寝やすいと感じることもしばしば。

数ある航空会社の中でも、ビジネスクラスでフルートグラスを使うのは中東系くらいではないでしょうか。本当にフルートグラスがシャンパーニュに最適かどうかは別にして、見栄えはいいです。そういった、ある意味で成金趣味的なところを楽しむのが中東系の正しい楽しみ方だと思っています。

ほぼ定刻通りにNRTを離陸。カタールの首都、ドーハに向かいます。

QRのビジネスクラスは搭乗客の希望する時間帯に希望する食事をサーブする形式のビジネスクラス。

と書くと、非常に顧客目線の素晴らしいサービスのように聞こえますが、そうでもありません。JALの「Anytime you wish」のように、フライト中CAさんに機内食を好きなタイミングオーダーするのではなく、搭乗後すぐに配膳する時間とメニューを尋ねられます。搭乗客が少なければタキシング中に、多くても離陸後すぐに全搭乗客のオーダーを取り切ります。

長距離フライト、しかも夜発のフライトの場合、離陸して間もなく睡眠に入る人が多いでしょうから、配膳時間の希望はあってないようなもの。離陸後配膳可能になり次第すぐにサーブしてもらうか、機内食をパスするかという2択となるでしょう。

もちろん、フライト中にCAさんにお願いすればそのタイミングで用意してくれるとは思いますが、それなりに時間がかかります。(JALのAnytime you wishも機内食全てではなく、一斉配膳の機内食終了後のサービスです)

アミューズとスープ。詳細は失念しましたが、QRの機内食で一番美味しいのはスープだと思っています。これまでにいくつかいただいてきましたが、スープに外れはほとんどありません。

前菜はアラビアンメッツェ。特段美味しいというわけではないのですが、QRに乗ると食べたくなるメニューです。ある意味、サクララウンジのカレーと同じです。

基本的にレベルの高いQRの機内食ですが、このメインはイマイチでした。深夜に食べるにはボリュームがありすぎたということもありますが、肉は若干パサついていますし、衣もべちょべちょです。少し残念でした。

QRの機内食の特徴はとにかくボリュームがあることです。日欧のFSCのビジネスクラスと比べて、倍以上のボリュームがあるかもしれません。サーブの仕方がそれを際立たせます。QRを利用する際は、ラウンジでの暴飲暴食は控えた方が吉です。

最後にアイスとデザートワインをいただいて終了。アイスはパンプキンとバニラでとても美味しかったです。Valdivieso Eclat Botrytis 2013、チリの有名なデザートワインです。少しスパイシーで、柑橘系の甘みを楽しめます。

胃袋も満たされ、アルコールも入っていい気分。あとはドーハまで寝るだけです。

つづく

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